日本外科代謝栄養学会第49回学術集会

ご挨拶

第49回日本外科代謝栄養学会学術集会開催にあたって

伝統ある日本外科代謝栄養学会の第49回学術集会を主催させて頂くことになり、大変光栄に存じます。本学会は外科系学会のなかでも特に学際的な学会であり、以前から参加して勉強させて頂きました。千葉での開催は、私の前任の平澤博之教授が第38回学術集会を開催されて以来となりますが、それ以前にも第17回を第一外科の伊藤健次郎教授が、第21回を私の母教室でもあります第二外科の佐藤博教授が、さらに第26回をやはり第一外科の奥井勝二教授が開催されており、今回は通算で5回目の千葉開催ということになります。

2012年は、本学臓器制御外科の宮崎勝教授が日本外科学会総会を4月に千葉市幕張メッセで開催されるため、当学会は千葉県浦安市のシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルで開催することと致しました。ここは東京ディズニーリゾート・オフィシャルホテルでもあり、学術集会の前後にはディズニーリゾートでお楽しみ頂けると思います。特に、小さいお子さんをお持ちの若い先生方にはご家族でおいで頂ければ幸いです。リゾートホテルでの開催であり、夏真最中の学術集会ですので、是非ノーネクタイのリゾートウェアで参加して頂きますようお願い致します。

さて、今回の学術集会ですが、テーマを「侵襲学と代謝栄養学の新たな展開」と致しました。これまで我々が取り組んできた侵襲学に焦点をあてるとともに、救急、集中治療関係の先生方の参加を増やすべくCritical Care Nutritionを中心としたセッションを企画しました。特別講演には、細胞死の研究で世界的に有名なWashington University in St. LouisのRichard S. Hotchkiss教授をお迎えするとともに、栄養学の面ではUniversity of ColoradoのPaul Wischmeyer教授にご講演をお願い致しました。また、シンポジウムでは「侵襲下での生体反応と代謝動態」をはじめ、教育委員会の周術期管理ワーキンググループの企画としてERASを発展させた「ESSENSE」に関する日本麻酔科学会との合同シンポジウム、そして毎回行われている日本アミノ酸学会との合同シンポジウムを予定しております。要望演題としては「Critical Care Nutrition」、一般病院の先生方の臨床研究を集めた「 臨床研究セッション」、「若手医師・研修医セッション」などを組みたいと思っております。そして、一般演題もプレゼンテーション後にセッションごとに総合ディスカッションを行う、従来の本学会の形にしたいと考えております。そのほか、Travel Grant やInternational Sessionなども企画しております。

浦安は、羽田空港からも東京駅からも近く、話題の新名所『東京スカイツリー』にも近い場所にあります。学術集会の前後には、ぜひ夏の東京ベイエリアをお楽しみ頂ければと思います。多くの会員の先生方の参加をお待ちしています。

第49回日本外科代謝栄養学会会長
千葉大学大学院救急集中治療医学
織田 成人

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