第22回全国病児保育研究大会

ご挨拶

HPをご覧の皆様へ

ご覧いただきありがとうございます。

トップページにございますように、第22回全国病児保育研究大会のテーマは、「子どもたちの笑顔を願って ―保育室から喜び 悩みを持ち寄ろう―」にいたしました。

今、病児保育室の現場で保育士さん看護師さんが嬉しいこと、困っていること、悩んでいることは何でしょうか。その一つ一つを持ち寄って、一緒に喜んで、一緒に悩んで、それをお持ち帰りいただき、子どもたちとの明日からにつなげていかれたら、と思っています。

例えば、
・遊びが室内限定で、体調が悪くて長続きしない子どもたちと何をして遊びましょうか
・異年齢の子どもたち、例えば0歳児と5歳児と一緒に遊ぶ時にはどんな展開ができるでしょうか
・同じようにおなかを壊している子どもに対して、お医者さまによって違う指示が与えられたらどうしましょうか
・一方、就労も大変・子どもも心配・とても不安なお母さんの気持をどう受け止めてあげましょうか

このように、病児保育室のスタッフが担う役目は、ただ単に病児を安心安全にお預かりする、だけにとどまらなくなってきていると思います。

2日間の大会で、どんなお話を聞きたいでしょう。皆でどんな話題を共有したいですか。できるだけ現場のご希望を取り入れられたらと思い、9月にアンケートを取らせていただきました。たくさんの返信をいただき、それを元にワークショップも考えました。

歌の特別企画、遊びの特別企画を手伝ってくれる方々にも来ていただけることになりました。

特別講演は、その大会ならではの方をお呼びしたらどうでしょうか、と聞きましたので、元厚生大臣であり参議院議長を務められ現在は全国社会福祉協議会会長であられる斎藤十朗様にお願いしました。この機会でなければなかなか聴けないお話にどうぞご期待ください。

大会チラシやHPは、事務局エンゼル多摩の保育士によるおもちゃ箱です。

病児保育室で、大変なことはいっぱいあるけれど、一番は元気になって嬉しそうな子どもたちとお母さんお父さんの笑顔。

その笑顔のために、何ができるか、そして何をさせてもらえるかを、皆で持ち寄りたいと思います。

実行委員会全員、夢いっぱいで準備します。

足りないこともいっぱいでしょう。

でも、どうぞ参加してください。

参加者の皆様と一緒に作って、会の最後には、参加してよかった、嬉しかった、楽しかった、という声がたくさん聞かれますように。

慶應のキャンパスでお待ち致しております。

第22回全国病児保育研究大会
会頭  池田 奈緒子